日本語中級 – 鬼は外、福は内-2017

鬼おには外そと、福ふくは内うち

2に月がつ3日みっかは「節分せつぶん」です。日本にほんでは、その日ひは、「鬼おには外そと!福ふくは内うち!」の声こえが、あちらこちらの家いえから聞きこえてきます。

節分せつぶんとは、太陰暦たいいんれき(旧暦きゅうれき)の四季しきを「立春りっしゅん(2に月がつ4日よっか)」「立夏りっか(5ご月がつ6むい日か)」「立秋りっしゅう(8月はちがつ8日ようか)」「立冬りっとう(11月じゅういちがつ8日ようか)」に分わけ、その境目さかいめの前日ぜんじつを指さすものです。つまり「季節きせつを分わける」という意味いみで「節分せつぶん」と言いわれていました。しかし、現在げんざいでは、春はるの節分せつぶんである2に月がつ3日みっかだけが年中行事ねんちゅうぎょうじとして残のこっています。

それは、太陰暦たいいんれき(旧暦きゅうれき)で立春りっしゅんが、一年いちねんの初はじめと考かんがえられていたからです。よって、節分せつぶんは大晦日おおみそかのようなものなのです。大晦日おおみそかは鬼門きもんが発生はっせいする日ひ、そして、翌日よくじつには新あたらしい年としを迎むかえることから、邪気じゃきをすべて振ふり払はらうために行おこなわれた行事ぎょうじです。奈良なら・平安時代へいあんじだいから始はじまりました。現在げんざいでも、「豆まめまき」と「門かど守もり」が行おこなわれています。

「鬼おに」つまり「邪気じゃき」が入はいってこないように、家いえの門もんの所ところに鰯いわしの頭あたまや柊ひいらぎの葉はを飾かざることを「門かど守もり」と言いいます。臭くさい鰯いわしの頭あたまと先さきの尖とがった柊ひいらぎの葉はを鬼おにが嫌きらうからだそうです。

「豆まめまき」とは、玄関げんかんから各かく部屋へやをまわり「鬼おには外そと、福ふくは内うち」と言いいながら、豆まめをまくことです。そして、邪気じゃきを祓はらいます。その後あと、自分じぶんの年としの数かずだけ豆まめを食たべれば、一年間いちねんかん病気びょうきにならないと言いわれています。

今年ことしも、eイー日本語教育研究所にほんごきょういくけんきゅうじょでも、みんなで「豆まめまき」をしますよ。大おおきな声こえで「鬼おには外そと!福ふくは内うち!!」2017にせんじゅうしち年ねんも、皆様みなさまに福ふくがたくさん来きますように。

文: まゆみ/録音: KOSUKE

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●よって～
「…。だから～　/…。ですから～」

●ような名詞めいし/ように動詞どうし・い形容詞けいようし・な形容詞けいようし

 ・・・ような名詞めいし
比喩ひゆ・比況ひきょう、あるいは、同類中どうるいちゅうの一例いちれいとして提示ていじする意味いみを表あらわす。

・・・ように〜
・・・は、〜の目的もくてきを表あらわす。(動詞どうし辞書形じしょけいように/動詞どうしない形けいように)

・・・ように。
「・・・ように。」の形かたちで文末ぶんまつに用もちいる。願ねがいや希望きぼう、依頼いらいや軽かるい命令めいれいなどの意味いみを表あらわす。

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日語發音

• • 賛成多数さんせいたすう。よって、本案ほんあんは可決かけつされました。賛成多数さんせいたすう。よって、本案ほんあんは可決かけつされました。
    。
  • 富士山ふじさんのような形かたちの山やまですね。富士山ふじさんのような形かたちの山やまですね。
  • 時間じかんに遅おくれないように、家いえを出でました。時間じかんに遅おくれないように、家いえを出でました。
  • 大学だいがくに合格ごうかくできますように。大学だいがくに合格ごうかくできますように。
  • 集合時間しゅうごうじかんには、遅おくれないように。集合時間しゅうごうじかんには、遅おくれないように。