食卓にも桜の季節到来!
天気予報で桜前線が伝えられる季節になると、食卓も桜で彩られます。特に、スイーツ系は、「桜餅」「桜あんぱん」「桜クレープ」「桜アイスクリーム」「桜クッキー」「桜プリン」など、書ききれないほどです。
桜の花や葉の塩漬けは、昔からありましたが、今では、葉を乾燥させたパウダー、桜の花の塩漬けを乾燥させちぎったフレークなども手軽に使える食材として売られています。そこで、この季節になると、ありとあらゆるものに「桜」を食材として使ったものが登場します。
また、調味料にも桜が加えられました。「桜のお塩」です。天ぷらにも、春の香りを・・・ということでしょうか。
桜の花を添えた「桜ご飯」は、懐石料理の店では定番となりました。先日、「桜の湯豆腐」に出会いました。
色も鮮やかで、香りも良く、五感で楽しめるまさに「春の一品」でした。
「桜」と言えば、「お花見」ですが、食卓で楽しむ「桜」も春の楽しみになっています。
奈良時代に中国から伝わった「梅」を愛でる貴族の行事が、平安時代には「桜」になり、江戸時代には一般庶民も広がって、日本の風習となりました。「お花見」も桜の木の下でシートを広げるスタイルから、カフェのテラス席などから桜を愛でる、桜並木を歩きスマホ撮影にいそしむなどの楽しみ方に変わってきているようです。
次世代には、どんな「お花見」に進化するのか。それも、見てみたいような気がします。
文: まゆみ/ 録音: KOSUKE
彩られます
「彩る」は、「さまざまな色や物を取り合わせて飾る」「おもしろみや、趣などを付け加える」ことです。
ちぎった 切碎
「ちぎる」は、「手などでこまかに切り離す。こまかにばらばらにする。」ことです。
ありとあらゆる
「あらゆる(あるかぎりの。すべての。)」を強めた語。「ある限りすべての。」という意味です。
まさに
ある事が確かな事実である様子。まちがいなく。本当に。
愛でる
美しさを味わい感動する。
いそしむ
熱心につとめ励む。精を出す。
例文
- 先輩たちからのたくさんのキャンドルのプレゼントは、パーティー会場を彩った。日語發音
- 元カノの写真は、ちぎって捨てることにした。日語發音
- ありとあらゆる手段を使って捜したが、愛犬は見つからなかった。日語發音
- まさに彼の予言どおりで、驚いた。日語發音
- 明日は、仲秋の名月を愛でながら、バーベキューをしよう。日語發音
- 田中くんなら、相変わらず勉強にいそしんでいるよ。まだ図書室にいると思う。日語發音