静岡生まれの優れ物
新茶の茶摘みの季節です。お茶に限らず、さまざまな木々のやさしい緑の新芽が美しいです。
日本で「お茶」と言えば「静岡」というほどお茶の産地として有名な静岡。その静岡生まれのものが、昨年あたりから、いきなり脚光を浴びているそうです。
「静岡生まれの優れ物」とは?それは「茶箱」なんです。「茶箱?」って、思いますよね。それが今、注目されているのです。
「茶箱」は本来、お茶屋さんなどが、お茶を保存するものです。しかし、防湿性・防虫性に優れているため、お米、乾物はもちろん、カメラなどの精密機械や雛人形など大切なものの保管にも適しています。それは、杉の木を使った木箱の内側にトタン板が貼られているからです。また、その「茶箱」を見せる収納としてサイドテーブルにしたり、ほんの少し手を加えスツールとして使ったりすることで、インテリアとしても大活躍!!ということで、茶箱リメイク教室も全国にいくつもあるそうです。今では用途に合わせられるように茶箱のサイズもいろいろあります。
とにかく頑丈で、何十年も使える「茶箱」が再び注目され、生産が追いつかないほどなんだそうです。確かに、通販サイトにも茶箱が並んでいます。お茶の産地静岡で作られている茶箱、その静岡生まれの優れ物を私も梅雨が来る前に手に入れようかなぁ・・・と思っています。
上級日本語 – 語彙:
いきなり
何の前ぶれもなく、突然に物事が起こる様子。
脚光を浴びる
世間から注目される。人々の注目の的となる。
適して(適する)
ある物事にとってふさわしい条件や能力などをそなえている。あう。あてはまる。
追いつかない(追いつく)
(多く「おいつかない」の形で用いる)間に合わない。
文: mayumi / 録音:KOSUKE
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